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第7話
「ガブリ」はグローバル人間を育てる。
2006.08.23

はっきりモノを言わない人が増えている。
前置きが長い。語尾が聞き取りにくい。
そもそも、キミ、口開けていないだろ。
言いたいことを大きな口ではっきり言おう。
面白い時もなるべく口を閉じて笑う。
大声で笑おう。

日本人の発言力の無さが頻繁に問われるのだが、内容もそうだが、話す口がなっていないのではないだろうか。
口を大きく開けることが美しくないと思われているのだろうか。

しかし、はっきり話すことは重要である。

なぜ、日本人は口の開け方に元気がないのか。

それは、ガブリが少ないからだろう。

ガブリだ。

食べ物を大きな口を開けてほおばる。
食いつくという感じ。

一口では食べきれない大きな食べ物にガブリ。
歯型がつこうがおかまいなし。
ハンバーガー。
一口では無理だからガブリ。
ホットドッグも横からガブリ。
バーベキューで大きな肉をガブリ。

考えるだけで口の中に唾液が広がる。
きっとガブリの後の元気のいいモグモグへの準備だろう。

とても本能的な食べ方。
きっと大昔はガブリと食べるものが多かったはずだ。
考えてみると、漫画などの原始人の食べ物はほとんどガブリだ。

日本食にはガブリが少ない。
たいてい一口で食べられる大きさの料理であったり、箸で小さくして食べるようにできていたりする。
なるべく大口を開けないようになっている。
ガブリの訓練の場が少ない。

それは日本の危機を示している。

このままではいけない。
国際社会での日本の発言力をつくっていかなければならない。
世界で通用する人が必要だ。

日本食は素晴らしく美しい。
それは誰もが認めること。
だから、きれいに食べたい。

しかし、時にはガブリをしよう。
大きな口を開けて、食いつこう。
動物のようになってみよう。

大口を覚える。

きっと、はっきりモノが言える人間になれる。
元気よく話す人間になれる。



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